北本ファームについて
北本ファームについて
緑広がる自然豊かな兵庫県加西市。
播磨の国で、戦前を生き抜いた伝統の野菜が栽培されています。その名も『ハリマ王にんにく』。外皮が固く、ずっしりとしたそのにんにくは、曽祖父の代から北本ファームで守り続けている在来種のにんにくです。
加西の新鮮な空気と燦々と照る太陽の下で、一ヶ月以上も天日干しされたハリマ王にんにくは、「かろうて(辛くて)、くそうて(くさくて)、うまい」と、兵庫県を代表する特産物として愛されています。
北本ファームは、そんなハリマ王にんにくと共に歴史を歩んできました。戦時中は一時栽培を中断もしましたが、竹やぶの中で自生し、戦火を力強く生き続けていたにんにくを、昭和30年代に再び育て始めた経緯があります。
また在来種のため、当時は収穫量が安定しませんでした。しかし先代が土壌づくりに励んでくれたおかげで、少しずつ栽培量も増やすことができています。
そして今の私たちに受け継がれてきました。
一族4代で守り続けた伝統のハリマ王にんにく。加西市の美しい土地と、空気と、太陽がつくるこの風味と共に、たくさんの農産物をより多くの方々にお届けしていきたいと考えています。
加西市で育まれ、95年以上の歴史を持つハリマ王にんにく。
北本ファームを語る上で、ハリマ王にんにくは切っても切れない関係です。
昭和初期 | 初代(北本 兵作)がにんにくの栽培を開始。 ※戦時中は一時栽培を中断。にんにくを竹やぶに破棄。 |
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昭和30年代 | 市内の焼肉店が「開店にあたり『秘伝のたれ』に合うにんにくを探している」と、初代の息子(北本 英雄)に相談。竹やぶに破棄したにんにくが自生し、生き残っていたのを発見。『秘伝のたれ』の材料として栽培を開始。 |
以後 | 『秘伝のたれ』が美味しいと評判を呼び、焼肉店は客足の途絶えることのない店舗に成長。その味を支えるため、にんにくの栽培を継続。三代目(北本 惠一)、四代目(北本 奇世司)へと受け継がれていく。 |
名もなきにんにくは三代目に『ハリマ王』と名付けられ、商標登録を行いました。その独特な辛味とまろやかな味わいが評判となり、近年は神戸・大阪・京都の居酒屋などで、メニューに取り入れていただいています。
三代目が口癖のように言った「うまい・辛い・優秀!」という通り、ハリマ王にんにくは昔ながらの乾燥法でたっぷりと旨味をたくわえ、多くの方に愛され、「辛い!でも美味しい!」と人気を呼んでいます。
現在は地域のイベントや飲食店、ふるさと返礼品、加西市の特産物などで取り扱いがありますが、より多くの方にご賞味いただけるよう、市場やマーケットの拡大、Web販売などを考えています。
加西市から全国へ。安全で美味しいものを皆さまの食卓に運べるように。北本ファームはこれからも、消費者の皆さまに愛され、「美味しい」と言っていただけるものを作り続けます。
代表 北本 奇世司
95年以上続く北本ファームの四代目代表。体験農園や各種イベントを開催しながら、作物の魅力を伝え、加西市を盛り上げている。
メディア出演情報
満点★青空レストラン(2015年6月6日放送)
ちちんぷいぷい(2015年6月15日放送)